ISSN: 2329-9096
オ・ユングル、イ・ヒソン、リュ・ジュソク
目的: 本研究の目的は、腰部放散痛患者における経椎間孔硬膜外ステロイド注射 (TFESI) と組み合わせた運動の効果を評価することであった。方法: 腰部放散痛に対して TFESI 治療を受けた 359 人の患者のうち、118 人が適格であり分析された。注射は、すべての患者に対して、トリアムシノロン 20 mg、リドカイン (0.5%) 1 ml、生理食塩水 0.5 ml で行われた。運動群 (n=45) は、3 週間にわたって 30 分間のセッション (週 3 回) の TFESI に加えて追加の安定化運動を受け、一方、対照群 (n=73) は TFESI を受け、追加の安定化運動は受けなかった。効果は、注射前、注射後 4 週間、8 週間、12 週間、24 週間に Numercal Rating Scale (NRS) を使用して評価された。結果:運動群と対照群の間で、性別、年齢、ベースラインのNRSスコアに有意差はなかった(P>0.05)。ベースラインと比較すると、平均NRSスコアは4週間後に両群で有意に減少した。運動群では改善が24週間まで持続したのに対し、対照群では平均NRSスコアがわずかに増加した。24週時点での治療成功率は、運動群で68.9%、対照群で41.1%であった(p<0.05、オッズ比=3.17)。24週時点での運動群の効果サイズは、対照群と比較して中程度であった(d=0.568)。結論:TFESIと組み合わせた腰椎安定化運動は、TFESI単独よりも腰椎放散痛の軽減に効果的であり、再発率を低下させた。