ISSN: 2161-0932
今泉洋子、早川和夫
目的:同性および異性の三つ子の出産率と乳児死亡率 (IMR) を推定し、また三つ子の IMR のリスク要因を見つけること。
研究デザイン:これらの割合は、1999年から2008年までの日本の人口動態統計を使用して推定されました。
結果:同性および異性の三つ子の出生率は、1999年から2008年にかけて大幅に減少しました。1999年には、異性の三つ子の出生率は同性の三つ子の2.0倍でしたが、その差は2008年には1.6倍に減少しました。1999年の総三つ子出生率は、出産100万回あたり284人でしたが、2008年には163人に減少しました。乳児総死亡数に占める新生児死亡の割合は79%でした。新生児期の三つ子の集中治療は、IMRを減らすために非常に重要です。1999~2000年には1000出生あたり36人でしたが、2007~2008年には21人に減少しました。若い母親(25歳未満)の相対リスクは、35〜39歳の母親と比較して2.0倍であり、40歳以上の母親の相対リスクは、35〜39歳の母親と比較して3.0倍でした。妊娠期間が長くなるにつれてIMRは低下し、最低IMRは34週以上で4.9でした。出生体重(BW)が増加するにつれてIMRは低下し、最低IMRはBW ≥ 1500gで4.5でした。
結論:異性ペアの三つ子の出産率は、この期間中に 50% 減少しました。この三つ子の出産率の変化は、三つ子流行の終焉を示すものかもしれません。極端に低体重の乳児の IMR は、母親の年齢とは無関係でしたが、妊娠期間とは関係ありませんでした。最も低い IMR は、2 次三つ子でした。