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ISSN: 2161-0932
戸田飛鳥、沢田健二郎、大須賀圭吾、前田昇、東原弘樹、小林英二、小泉香織、重田直也、富山敬之、木村正
卵管卵巣膿瘍は、子宮動脈塞栓術(UAE)後に起こる可能性がある、まれではあるが重篤な事象である。本稿では、重度の炎症性卵管卵巣膿瘍の2症例を報告する。2人の女性は、UAEの数か月後に激しい腹痛、けいれん、発熱を呈した。腹部CT検査では、膿瘍を示唆する拡大した卵管卵巣腫瘤が示された。経皮カテーテルドレナージを実施した。1人の患者では、ドレナージ後に卵管卵巣膿瘍は完全に消失したが、もう1人の患者は最終的に子宮摘出および卵管卵巣摘出術が必要となった。臨床医は、卵管卵巣膿瘍をまれな合併症として認識しておくことが重要である。経皮ドレナージは有用な治療選択肢となる可能性がある。