ISSN: 2168-9857
結城秀夫、布施美紀、増田明憲、別能宏典、阿部秀行、屋志正博、深堀義龍、山西智則、釜井隆夫
41歳男性が椎間板ヘルニアの手術を受け、他院で尿道カテーテルを留置された。カテーテル挿入後、断続的な尿道出血が起こった。手術翌日、尿道からの大量出血と尿道痛のため救急車で当院に搬送された。臨床検査ではヘモグロビンの減少が認められ、造影CTでは尿道の一部に動脈瘤に似た強い造影効果を認めた。尿道鏡検査では球部尿道に仮性動脈瘤が認められ、経尿道的凝固術で動脈出血を止めた。