ISSN: 2161-0932
ハリド・アブド・アジズ・モハマド、アハメド・サミー・サード、アハメド・ワリド・アンワル・ムラド、アハメド・アルトレイジー
目的:この横断研究の目的は、リソースが限られた環境で子宮頸がんのスクリーニングを行う際に、パップスメアに代わる費用対効果の高い方法として酢酸 VIA による視覚検査の役割を評価することです。
材料と方法: 2012年5月から2015年8月までにベンハ大学病院の産婦人科を受診した3298人の女性がパップスメアとVIAでスクリーニングされた。コルポスコピーはすべての女性に対して行われた。いずれかのスクリーニング検査で陽性となった症例は、子宮頸部生検を受けた。VIA陽性の女性(200人、うち124人がパップスメア陽性)、細胞診異常(40人がVIA陰性)、またはコルポスコピー異常(70人がパップス陰性、VIA陰性)の女性は全員、子宮頸部生検を受け、本研究に含められた。したがって、子宮頸部生検が行われた症例は合計310例であった。
結果: スクリーニングを受けた女性のうち、VIA 陽性は 200 人 (6%)、パパニコロウ塗抹標本陽性は 164 人 (5%) であった。子宮頸部生検は 310 例で実施された。生検では 191 例 (62%) が陽性、119 例 (38%) が陰性であった。陽性生検 191 例のうち、CIN I が 87 例、CIN II が 59 例、CIN III が 29 例、浸潤癌が 16 例であった。VIA の感度、特異度、陽性予測値、陰性予測値は、それぞれ 84%、67%、80.5%、73% であった。一方、パップスメアの感度は 72%、特異度は 78%、陽性予測値は 84%、陰性予測値は 64% であった。
結論: VIA は習得が容易、安価、パップスメアに比べて感度が高く、結果をすぐに評価できるという利点があります。したがって、VIA は、特にリソースの乏しい地域など、世界の多くの地域で子宮頸がんのスクリーニングに適した方法です。