ISSN: 2469-9837
ラックスマン・クマール
この探索的ケース スタディの目的は、教室での BYOD (Bring Your Own Device) テクノロジの利用を調査し、デジタル デバイスの使用によって学習者の教室内での学習機会へのアクセスが向上したと生徒と教師が認識しているかどうか、またデジタル デバイスの使用によって学習活動を完了する意欲が向上したかどうかを判断することです。このケース スタディでは、これらの問題に関する生徒と教師の認識を調査します。データ収集は、定量的データと定性的なデータを収集する混合手法で実施しました。質問に対する定量的な回答を収集するためにアンケートを使用し、生徒と教師がこれらの質問に書面で回答することで定性データも収集できるようにしました。データは、デジタル デバイスと教室環境でのその使用に関する基本的な習熟度を確認するために、少なくとも 10 週間、学習用に個人のデジタル デバイスにアクセスできる教室内で収集されました。調査の結果、生徒と教師は、デジタル デバイスの使用と、タスクに対する意欲の向上および学習タスクへのアクセスの向上との間に相関関係があると認識していることが示されました。学生のほうが教師よりもデジタル機器の使用に対して全体的に肯定的な見方をしていますが、両者とも、オンライン情報に簡単にアクセスできることや、学生がさまざまな情報源からさまざまな方法で学習できる学習ツールやアプリケーションを通じて、特にタスクが簡単になるという点で、デジタル機器の有用性を明確に認識しています。ほとんどの参加者は、デジタル機器には注意散漫の要素もあることを認めています。