ISSN: 2090-4541
GK シン、サンジェイ アグラワル、アルヴィンド ティワリ
本稿では、インドのシュリーナガルの複合気候を対象に、(i) 釉薬なしハイブリッド PVT タイル、(ii) 釉薬ありハイブリッド PVT タイル、(iii) 従来型ハイブリッド PVT タイルという異なるタイプの太陽光発電熱 (PVT) 空気集熱器の比較分析を行いました。釉薬なしハイブリッド PVT タイル空気集熱器の年間総熱エネルギーとエクセルギー利得は、釉薬ありハイブリッド PVT タイル空気集熱器に比べてそれぞれ 27% と 29.3% 高く、従来型ハイブリッド PVT 空気集熱器に比べてそれぞれ 61% と 59.8% 高いことが確認されています。また、釉薬なしおよび釉薬ありハイブリッド PVT タイル空気集熱器の年間総エクセルギー効率は、従来型ハイブリッド PVT 空気集熱器に比べてそれぞれ 9.6% と 53.8% 高いことも確認されています。比較研究に基づいて、従来のハイブリッド PVT 空気集熱器と比較して、非光沢および光沢ハイブリッド PVT タイル空気集熱器の全体的な熱エネルギー利得に基づく年間 CO2 排出量削減はそれぞれ 62.3% と 27.7% 高く、全体的なエクセルギー利得に基づくとそれぞれ 59.7% と 22.7% であると結論付けられました。