歯科の歴史とエッセンス
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概要

下顎第二乳臼歯の沈下によるスペース損失の治療

ナレンドラナス・レディ・Y、ウペンドラ・ジャイン

沈下とは、咬合平面より下に陥没した歯を表す臨床用語です。この症例報告では、上顎第二乳臼歯が完全に沈下し、第二小臼歯の埋伏と、隣接歯の傾斜による上顎弓のスペース損失を引き起こした患者の治療を紹介します。19歳の女性が矯正歯科に紹介されました。口腔内検査の結果、下顎左側第二乳臼歯が舌側に局在し、歯肉にほぼ覆われ、隣接歯が傾斜して関連歯のスペースが完全に閉じていることが明らかになりました。パノラマレントゲン写真では、下顎第二小臼歯が埋伏していることが示されました。臨床およびレントゲン所見に基づき、下顎第二乳臼歯を抜歯しました。埋伏した第二小臼歯のためのスペースを作るために、事前調整エッジワイズ装置（MBT処方箋022インチスロット）を使用しました。6ヵ月後に自然に萌出が始まりました。